七月十二日(木)、青少年育成委員会が担当する七月例会が、中央生涯学習センター三階メインホールで開催されました。本例会では、子は親の鏡であると考え、まず私たち大人が自らの生き方を見直し、姿勢を正し、手本となるように変わる必要性がある事を気づいて頂こうと思い、開催しました。 第一部では「憧れられる大人に〜子ども達は、あなたを見ている〜」とのテーマで鈴木克治氏にご講演して頂きました。私たちが憧れられる大人になるにはモデルが必要であり、「吉田松陰」「上杉鷹山」などを例に挙げ、人物教育を通じて意欲や志を持って行動することの重要性を教えて頂きました。また、一八九〇年のエル・トゥールル号事件や四百年前のメキシコ船救助の話などを引き合いに出し、「日本」という国に対する海外からの評価や信用性は自分達自身が考えているよりも高い事も教えて頂きました。人は人のために何かするときに大きな喜びを感じ、私たち大人が利に生きるのではなく義に生きる事で人間的な成長をし続ける事が出来ると学んで頂けたと思います。 第二部では「被災を通じて〜大人ができる事、大人に必要な事〜」をテーマにお話頂きました。講師が被災地支援で経験したことから、人と人とのコミュニケートが重要である事、第一部で教えて頂いた日本人の精神性が震災の時に生きている事を伝えて頂きました。会場のほとんど参加者が講師の話に引き込まれるように聞いておられたのが印象的でした。 本例会では道徳心を持つ事の大切さを私たち大人が知り、子ども達に夢を与える「憧れられる大人」に近づくきっかけとなったのではないでしょうか。本当に感動する例会でありました。(記事 青少年育成委員会 石井佑典)
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